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2004/02/02

戦場に咲く花 Part1

中国映画「戦場に咲く花」と言う映画をDVDで見ました。
  
時代は1944年夏・第2次世界大戦で日本が劣勢になってきたころ、舞台は中国・満州のとある小さな駅で、日本人兵士の謎の死が引き起こした悲劇を描いたものです。
  
製作は中国、監督も中国人(蒋欽民)で、日本人役にはすべて日本人が出演しており、緒方直人と平田満が好演しています。
  
悲劇のきっかけが緒方直人扮する日本兵の「謎の死」ですので、あらすじをあまり書いてしまうとこれからご覧になろうとする方にネタバレするので書きませんが、この映画は日中戦争をテーマにしたものとしては非常に特異な作品です。
なぜなら、これまで中国で作られたこの手の戦争モノでは、だいたいが抗日がテーマとなっていて、「日本が悪い!日本が悪い!」の一辺倒、日本人役はデブでぶっさいくで怪しい日本語を使う中国人の俳優が悪役丸出しで扮しているのですが、この映画では戦争と言う特殊な環境におかれた人間としての日本人の心理とその背景に多くの時間を割いています。
もちろん中国で作られた映画であるわけですから、中国人の尊厳や名誉についても十分に表現されているのですが、日本人も戦争の犠牲者であって、戦争そのものの残忍さやその引き起こす悲劇を描くことによって戦争の本質を問うという、いわば「反戦」がこの映画のメインテーマになっています。
  
この蒋欽民監督はこの作品が第一回の監督作品だそうですが、彼は日本に留学して映画を学んだことがあるそうで、日本在住時に日本人のこころを知り、このテーマをどうしても取り上げたかったのではないかと思うのです。
  
中国の学校教育では、いまでも戦争時代の日本軍の行動を具体的に教え、抗日感をあおるようなことがなされていると聞きましたが、中国人の監督した作品がこのような視点で描かれたことには非常な驚きを覚えましたし、多くの中国人に見てもらいたい作品だと思いました。特にラストシーンは秀逸です。
  
Part2につづく・・・

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