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2004/04/08

もう一度見たいあの番組「マリコ」

もう一度見たいあの番組シリーズ、今日は1981年に放送されたドラマ「マリコ」を思い出しましょう。
この番組は柳田邦夫原作のノンフィクション作品を同氏の脚本でドラマ化したもので、第2次世界大戦前後に日本の外交官としてアメリカに勤務していた寺崎英成氏と、その婦人であるアメリカ人グエンドレン、そして夫婦の一人娘のマリコの数奇な運命をテーマにしたものです。
日米開戦の直前、ワシントン大使館に勤務していた寺崎外交官は開戦を何とか避けようと奔走し、アメリカの反応などを本国の外務省の担当者であった兄との連絡する際に「マリコは病気」とか「マリコは機嫌がいい」などアメリカを表す暗号として表現していました。しかし、寺崎兄弟の願いもむなしく日米は戦争に突入していきます。戦争中日本に住んでいたマリコの受ける迫害や、終戦後アメリカにわたったあと、すぐに接する父・英成の訃報・・・その後母子2代にわたって「日米の架け橋」として尽力するグレンとマリコの人生を感動的に描いています。
グエン・テラサキは家族の絆をつづった回想録「太陽にかける橋」を著したのをきっかけに来日されたこともあり、マリコ・テラサキ・ミラー女史はいまでも在米日本名誉総領事として活動されていて、その後も何度か日本を訪問されており、最近ではおおとしの年末からしばらくの間日本に滞在されて講演を行ったり交流活動をされたようです。
実はこのドラマ、1986年に中国・北京で見たのです。それも中国中央電視台で日曜日に一回だけの放送されていた日本語放送の番組で見たのです。当時は衛星放送も入らず、見られるテレビは中国の中央電視台2局だけ。その中での日本語放送でしたので日本語のテレビに飢えていた当時は食い入るように見たものです。
今では中国にいてもNHKの衛星放送やワールド放送などが見られるいい時代になりましたが、マリコのドラマを思い出すにつけ、当時の北京での生活を思い出すのです。

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コメント

Utahさま:
  
コメントありがとうございました。
そうですか・・・「マリコ」と出会って留学されたんですか。
Utahさんにとって、まさに人生を変える本だったわけですね。
そしてマリコさんに実際に会われたことがあるとか。うらやましいですねー。
Utahさんのコメントを拝見していても、マリコさんは日本人の心を日本人以上に持ったステキな方なんだなぁと言うのが伝わってきます。

投稿: がめ@広州 | 2004/11/06 11:50

私は1986年NHKで「マリコ」の再放送を見て、その後、柳田邦夫氏の原作本も読み深く感銘し、ちょうど大学受験で進路を模索中で、この「マリコ」に出逢い私も将来、マリコさんのような世界の架け橋になる夢を抱きアメリカに留学しました。
その後日本にてマリコさんの講演会等で直接お会いすることができ、記念撮影と、お母様の著書「太陽にかける橋」にサインをお願いしたところ「お名前は?」「ゆたかといいます。」
「まあ、今の日本を象徴するお名前ね。私の子供の頃の日本は
焼け野原だったけれど、今の日本はこんなに豊かになって。まさにあなたのお名前どおりね。」と言ってくださり、本に「To Yutaka San Best Wish!」とサインして頂きました。
たしか1998年ごろNHKで再々放送され、演出の岡崎栄さん、お父様英成を演じた滝田栄さんが当時のエピソードを話され、ビデオにしっかり録画し、大切に保存しています。
2000年に横浜でマリコさんに再びお会いする機会がありました。幾つになっても若々しく且つバイタリーに満ちた彼女には脱帽致します。
またお目にかかりたいと思っています。そして直接お伺いしたいことがあります。それは私の血縁関係のある新渡戸稲造がマリコさんの名前の由来に関わっているかもしれないので、、、

投稿: Utah | 2004/11/05 17:21

がめ@広州です。
皆様からのコメントありがとうございました。
  
元?工作員884号さま:
こちらにコメントをいただくのは初めてですよね。これからもよろしくお願いします。
ワタシも「マリコ」の原作を読みましたが、テレビドラマのほうも柳田邦夫氏自らの脚本でしたので、原作に忠実に作られていました。
数年前に再放送されていたときに見ましたが、何度見ても感動します。
  
千恵ちゃんさま:
中学校で『マリコ」の原作ですか。さすが文学少女!それもなかなか硬派だねぇ・・・。
そうそう、ドラマでのマリコ役はキャロライン洋子が演じてましたね。子役時代はよくテレビに出演してましたが今はどうされてるんだろ。
  
げそくん:
このドラマは1981年の放送です。
もちろん君が生まれる前ですよ。
原作本は家にあるので、読んでみたら?ちょっと難しいかな。

投稿: がめ@広州 | 2004/04/11 18:49

いつのドラマですか?

投稿: げそ | 2004/04/09 19:46

ドラマが先だったか、原作が先だったか
良く覚えていないのですが、確か中学生の頃に
原作を読んだはずです。

面白かったのが、マリコの息子に送金をする事になり、
本人かどうか確認するのに、
「母親の名字を言わせて見て下さい」というくだり。
テラサキという発音はアメリカ人には難しいので、
それが確認の手だてになったということなんですね。

ドラマではマリコ役を演じていたのがキャロライン洋子で、
子供心にあんなに綺麗な人がいるのね、と思ってました・・・

投稿: 千恵ちゃん | 2004/04/09 09:37

マリコですが、残念ながらテレビでは見たことがないのです。ただ、柳田邦夫の原作は読んだことがあり、いまでも鮮明に記憶に残っています。開戦までの日米の駆け引き、戦後の母グレンと娘マリコの軌跡が特に感動的でした。マリコは確か民主党の活動家としてカーター政権成立の頃活躍していたのですよね。

開戦前夜といえば、これは「マリコ」に書いてあったかどうか忘れましたが、「宣戦布告遅延事件」というのがあります。日本政府は、開戦(真珠湾攻撃)の数十分前に宣戦布告文書を米国政府に手渡す計画だったのですが、当時の在米日本大使館の不手際によって、通告が攻撃後になってしまって「日本のだまし討ち」にされてしまったとう、日本の外交史最大の事件(不祥事)がありました。この不手際の原因の一つが、大使館員が前の晩、飲み会に出かけて当日出勤が遅れたことによるとされています。その飲み会の一つが転勤する寺崎氏の送別会だったとうことで、いまだに取りざたされるのは寺崎氏にとっても残念なことでしょう。

要は「素手でボブサップに立ち向かう」ようなことを決断した当時の指導者の問題だと思います。しかし、そのような判断の誤りがもう繰り返されないという保障がないのが怖いところです(・・・・特に今ですね・・)。


工作員

投稿: 元?工作員884号 | 2004/04/08 19:43

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