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2004/06/01

話劇「茶館」

今回の出張の機会に、北京に演劇留学している知人に会うことができました。NHK連続テレビ小説の話題のときに登場していただいた、たまみこさんです。
こうして異国の地で、何年かぶりに再会することができ、それはそれは感動ものです。

今回、プロの女優さんである彼女のお勧めにより、首都劇場で上演されていた、話劇「茶館」を鑑賞しました。
この劇は<老舎>の原作による3幕劇で、1958年の初演から数えて今回の公演でなんと500回の上演を果たしたと言う有名な劇だそうで、今日も劇場は満員。
ワタシは中国でこの種のお芝居を見るのは初めてでしたので、興味深く鑑賞することができましたが、やはり耳だけで聞いて理解するのは至難の技!せめて字幕でも出ればなぁ・・・と思いつつ、初めて目の当たりにする著名な俳優さんのせりふの美しさ、言葉のメリハリなどを楽しんでいました。
chaguan.jpg
以下、この劇のあらすじをご紹介します。
北京の茶館を舞台にした物語で、3幕がそれぞれ3つの時代の流れを表現している。
まず第1幕は1898年の初秋。清王朝末期の混乱の中だったが、王利発という男が経営する「裕泰茶館」は繁盛していた。茶館はさまざまな人々の社交場であり、そこはまさに社会の縮図。時代の変革の中でいろいろな出来事が茶館を舞台に起こる。
続く第2幕は、1幕から20年がたった清朝が倒れた翌年の初夏。袁世凱の死後、軍閥が割拠する民国初年。裕泰茶館は経営の立て直しを図ろうと蓄音機で音楽を奏でて客を呼び込んだり涙ぐましい努力をするのだが、腐敗した兵隊たちや警官が上納などを求め横暴の限りを尽くす。
そして第3幕は抗日戦争勝利後(とパンフレットには書いてあるので・・・)の秋。国民党の施政下で、その腐敗の影響を受けて年老いた王利発が必死に守ってきた茶館も風前の灯。そしてついに国民党に茶館をのっとられてしまうのだが、最後に古い常連客が集まって昔の思い出を語る・・・。

原作の<老舎>(1899~1968)は北京を舞台にした数多くの作品を残し、ノーベル文学賞候補ともいわれたそうですが、文化大革命時期に迫害を受け自らの命を絶ったとか。
この「茶館」は世界中で公演されており、1983年には日本でも公演されたそうです。
激動の時代の流れの中で、あえぎながら生きてきた庶民の姿がいきいきと表現されていて、台詞がわかればもっとおもしろかっただろうと思いました。機会があれば再度見てみたいものです。

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コメント

河村さま:
コメントありがとうございました。
言葉はよくわかりませんでしたが、役者さんの動きなど、見ているだけで十分楽しめました。
次回見る機会があれば、もう少し「予習」をしてから見てみたいものです。
でも、広州でやってるのかなぁ・・・

投稿: がめ@広州 | 2004/06/12 18:10

 私も見たことあります。清朝の頃の話までは何となくついて行けたのですが、二幕目からさっぱりワケわかんなくなりました(^^;。

 古文は好きなんで、ついていけたのですが……まだまだ勉強不足ですな(^^;。

投稿: 河村 豊 | 2004/06/01 23:14

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