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2005/02/10

MRIの恐怖

中国赴任直前に日本で健康診断をしましたが、この1年間一度も検診を受けることがなかったので、帰国を機にちょっとオプションをつけた人間ドックを受けてみました。
で、選んだオプションというのが「脳ドック」。痛くも痒くもないMRIで脳の病気を早期発見できるとあって、これは一度話の種に・・・と、メニューに加えてみました。
実はワタシ、いままでMRIのお世話になったことがなく、今回初めてだったのですが、このMRIと言う機械、「穴」にすっぽりと入るスタイルで、私にとって思わぬ落とし「穴」があったのです・・・。

ベッドのような台に身体を固定され、さらに眉毛の上あたりとあごの上に固定のベルトをつけられ、頭全体をカバーする面のようなものをかぶせられ、あの狭い穴の中に搬入されたとたん、急に激しい動悸に襲われたのです。
事前に検査時間は約1時間と聞かされていたので、同じ体勢で1時間はきついなぁ・・・と思ってはいたのですが、実際に穴に入っていきなりの動悸で、こりゃ1時間は耐えられないぞ・・・と、機械をバコバコたたいて検査技師に「ちょっとだしてくださーい!」と訴えました。
技師氏はすぐに気づいて一旦穴から出してくれて、2~3回深呼吸をするように促し、そして右手にナースコールボタンのような機能のゴムボールのようなものを渡され、「苦しく感じたら握ってください」とのこと。
「こういう人はたまにいるのですか?」とたずねたところ、同じような人は結構な数いるらしく、MRIに入って始めて自分が閉所恐怖症だったと言うことに気が付く人もいるとか。
こういうハナシを聞いてようやく気が楽になり、今度は眼をつむったまま機械に入って何とか1時間の検査を受けることができました。
でも、最後の10分くらいは、例のゴムボールをいつ押そうかいつ押そうかと言う状態で、機械から出てきたときは肩は凝るわ、汗だくになってるわで、まさに「ホウホウの体」と言う状態でした。

帰宅してネットでMRIと閉所恐怖症との関係を検索してみると。。。出てくる出てくる、結構MRIが苦手な方が多いのですね。恐怖体験談や、ある病院のサイトではMRIに恐怖を覚える患者に対する対応の仕方までいろいろ・・・。
また、あるサイトに曰く、MRIに恐怖ないし不安を覚える人は30人に1人はいるそうで、最新式のMRIは穴にすっぽり入るスタイルではなくオープン式と言うのが開発されてるんだそうです。これなら圧迫感なく検査を受けられそうです。

検査の結果、特に異常もないことがわかりましたが、穴式のMRIは今後避けたいアイテムのひとつになってしまいました。
皆さんはいかがですか?

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コメント

がめ@広州です。
皆様、たくさんのコメントありがとうございました。

ワカルカ@札幌(会社)さま:
え??あの大音響が子守唄!?
規則的なんだか不規則なんだかわからないあの音は恐怖感の増幅には役立っても、子守唄には聞こえませんでしたよ。
  
mattohさま:
お久しぶりですね。
交通事故に遭われたとか。もう大丈夫ですか?
たしかにMRIは検査機械としてはすばらしいものなのでしょうけど、なるべくお世話になりたくないもののひとつですね。

カニ22さま:
あのサリンの日にたまたまMRIですか?
もう10年たってしまいましたが、まだまだ後遺症で苦しんでいる人も多いそうですね。
風化させてはいけない恐ろしい事件でした。

春さま:
はじめましてですよね。
当サイトにようこそお越しくださいました。
春さんはMRI検査をやめてしまわれたんですか。
ワタシも初めてだったので、なんともいえぬ恐怖感に襲われたのですが、何度か受けているうちに慣れるんだそうです。
でも、今後はオープン型が普及してくるんでしょうね。

> 広州空港の近くて安いホテル

広州新空港の周りには宿泊施設はまだありません。現在ターミナルビルに隣接したホテルを建設中ですが、営業開始まで今年イッパイはかかるような感じです。
空港の所在地である「花都」区内にもいくつかホテルはありますが、空港までのアクセスが意外とよろしくないので、結局タクシーを使ってしまうことになりそうで高くつきそうです。
結論として、旧空港の前にある「機場賓館」が一番便利かと思いますが・・・。

投稿: がめ@広州 | 2005/02/20 21:34

私も訳あってMRIを受けましたが閉所恐怖症でした。恐いのなんのってありません、最初に受けた時は大きな部屋にMRIだけあって検査が開始されるとガンガンガンと
大きな音がしかもそれがドラム管の底のような狭い空間で恐怖感が一杯でした。
途中で止めてもらって家に帰りました。その後数年してまた受ける必要がありましたが今度はオープン型というのがあると聞きインターネットで探して都内まで行って受けました。しかも鎮静剤を打ってもらって寝てしまいました。でもオープン型は被験者までの距離があるので解像度が低いそうです。とにかく「オープン型」ならまず大丈夫だと思います。

ところで広州空港の近くて安いホテルはどういう所があるのでしょうか?

投稿: 春 | 2005/02/17 14:53

私は1995年3月20日にMRIを経験しました。
私も寝てしまいました。
前日夜頭が急に痛くなり、会社を休んで病院に行きました。
待合室のTVでは救急車や消防車の画像が写されてました。
まさしくあの「地下鉄サリン事件」の日でした。

投稿: カニ22 | 2005/02/14 08:33

 こんばんは。お久しぶりです。

 実は去年の11月に交通事故に遭いまして、検査の際にMRIを受けました。私の場合は幸いにも不調を感じることはなかったのですが、長い時間横になりながらの体勢は正直きつかったですね。あの筒のようなわっかが目の前に迫ってきたときの何ともいえない圧迫感が今でも忘れられません。

 検査の前に造影剤の点滴を受けたのですが、検査技師の方が言うのには、この点滴で気分が悪くなる患者さんがいるとのことで、もし気分が悪くなったら言ってくださいとのことでした。特に変調を訴えることはなかったのですが、点滴をしている最中はかなり不安でしたね。むしろこちらの方が体に悪かったかも???

投稿: mattoh | 2005/02/10 23:16

お疲れ様です。MRIは過去2回受けたことがあります、最初の時は「ガンガンガン」の音が子守唄のように聞こえ一瞬でしたがイビキをかいて寝てしまいました、2回目は睡魔との闘いでした、イビキをかく人も30人に1人くらいでしょうか?。

投稿: ワカルカ@札幌(会社) | 2005/02/10 14:16

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