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2005/07/09

天津の軽軌

すっかりご無沙汰してしまいました。もう7月ですねぇ・・・
昨日、出張先の天津から北京に戻ってきました。
天津は北京から約200キロ東で高速道路で結ばれているので普通は車で移動するのですが、今回は帰りに公共交通機関を使ってみようと、昨年3月に試営業を開始し今年の5月に正式開業したばかりの「津濱輕軌」に乗ってみました。
この鉄道は天津市内の「中山門」から濱海新区の「東海路」を結ぶ約46Kmの高架高速鉄道で、これまで交通の便の悪かった港湾地区、開発区地区を市内と直結する交通機関で、正式な会社名は天津濱海快速交通發展有限公司(略称:BMT=BINHAI MASS TRANSIT)と言います。(公式サイトはコチラ)。
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(この写真は上記公式サイトから拝借)

軽軌と言う名前からは路面電車みたいなものを想像されるかも知れませんが、レール幅1435mm、60kgレール(1mあたりの重さが60kgの比較的重いレール=高速走行に向いている)を使って、車両は最高速度100km/Hの20m級4両編成の電車で、直流1500Vの架線方式、全線高架・・・と、日本で言う郊外の私鉄電車といったイメージでしょうかね。(鉄っぽい表現ばっかりですみません・・・)
運転間隔はラッシュ時8分間隔、昼間10~15分間隔、夜間20分間隔で、終電は20時・・・。??えらく早仕舞いだなぁと思ったのですが試験営業中は19時までだったので、これでも一時間遅くなったんだとか。
チケットは正式開業以降は磁気カード方式になっていて、全線では46kmもの距離があるのに運賃はたった6元(約80円)!
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こんな安い運賃で商売になるのかなぁ・・・と思いながら、洞庭路駅で自動販売機の写真を撮っていると、どこからか係員がすっ飛んできて「撮影禁止だ!」と相当な剣幕でのたまう訳です。ケンカしてもしょうがないので「あー、そうですか・・・」と言い、納得はしないまま一応カメラを収めてホームに上がってみました。ホームの構造などもあまりお金はかけていない様子で、イメージはまさに郊外の私鉄の駅といった感じ。
で、路線図を撮っておこうと思ってカメラを向けていたら別の係員に見つかってしまい、また「ダメ」といわれてしまいました。「なんでダメなの?」ときいたら、ホームの壁に書いてある「撮影禁止」の表示を指差して「規定だ!」とのこと。理由を聞いたのに答えにはなってないけど、この国では良くあることなので、ま、おとなしくしたがっておきました。(もう撮った後だったし)
思うに、この鉄道ができた当初、駅構内で記念撮影をするヤカラが多くて、危険だったので全面的に撮影禁止になったんじゃないかなぁ・・・。あくまで想像。
ということで、この軽軌は構内全面撮影禁止ですので、これから行かれる方はご注意を。

待つことしばし、ようやく天津市内行きの電車が滑り込んできて乗り込みました。
20m級3ドアの車内は程よく冷房も効いて、揺れもなく乗り心地は非常に快適。車端部はロングシート、その他はクロスシート。シートは直角に近く、シートそのものはあまり座り心地がいいとはいえませんね。千葉・幕張区113系の更新車のシートにそっくり!(といってもわかる人にしかわからんわなぁ・・)
車内にもしっかり「撮影禁止」の表示が。でもこっそり1枚、いや、2枚。(笑)
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高架からの景色はバツグン・・・といいたいところですが、結構何もないところを突っ走るといった雰囲気で、いつの間にかうつらうつら・・・。
途中いくつかの駅は駅自体は完成はしているもののまだ正式開業に至っていないようで通過扱いとなっていて、30分そこそこで終点の中山門に到着しました。
050709gホームでどさくさまぎれに一枚。結局車両の写真はこの一枚だけです・・・。

改札口のところでは自動改札に慣れない人がカードの挿入口を捜して一旦立ちどまるもので、行列ができていました。
出口の機械でカード回収されるのですが、そのまん前に兄ちゃんが立っていて「領収書は要りますか?」とお客に聞いています。050709h中国の場合、交通費の精算には必ずその領収証が必要なので、それを配布しているわけです。領収証は運賃別に数種類用意されていて、旅客の自己申告で領収証をもらうわけです。で、ワタシも記念に一枚!と、その領収証には・・・見慣れた電車が・・・なんと日本の新幹線300系!
「お、おまえ、こんなところで何を??」って感じですよね。ちょっと見にくいてすが、ご丁寧に先頭部分に「BMT」のロゴまで入っています。
先日紹介した広州~シンセンの時刻表同様ここでも300系が活躍しているのです。
しかし、なぜにわざわざよその写真を使うんだい??

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コメント

謎的黒大熊猫さま:
ようこそお越しいただきました。コメントをいただきながらレスが遅くなってしまい申しわけありません。
そういえば、私が乗ったときも「洋貨市場」駅でたくさんのお客さんが乗ってきて、車内に突進してきましたね。
中国の公共交通機関ってどこでも「われ先」の状態ですよね。そこまでして座りたいかなぁ・・・といつも思ってしまいます。
では、これからもヨロシクお願いします。

投稿: がめ@北京 | 2005/08/12 23:31

私もこの間、この軽軌鉄道に乗りました。
洋貨市場駅で、弾丸のように車内に飛び込む人を見て、
「たかが30分立っとこうよ。」
と情けなくなりました。
中国の人って熱い!!

投稿: 謎的黒大熊猫 | 2005/07/12 17:03

スカユライナーさま:
コメントありがとうゴザイマス!
この種の軽軌は天津だけでなくいろんな都市で走っているようです。
今まで中国での鉄道は長距離輸送専門。。。といった位置づけでしたが、近距離都市間輸送手段としてこれからも建設されていくことでしょう。減価償却の意識ナシで。(笑)
そういえば、公式サイトに「車両は30年持つ・・・」みたいなことを書いてましたが、ちょっと30年走るような車両には見えませんでしたけどね。

雑誌「旅」のコラム記事、ご覧いただけましたか。すでに広州を離れてしまいましたが、広州で行きつけだった「列車レストラン」を紹介してみました。
・・・が、実はワタクシこの本まだ見ていないのですよ。

投稿: がめ@北京 | 2005/07/12 00:56

しみずさま:
中国に鉄道ブローカー!?
それにしては、この300系の写真、どこかの駅(多分東京駅)のホームから撮ったと思われる超安直写真ですぜー。
で、ワタクシ思うに、この天津の軽軌の幹部メンバーが視察で日本に行ったときに乗った新幹線の写真を使った・・・と言うのが一番ありうるセンではないでしょうか。
さて、真相はいかに?

投稿: がめ@北京 | 2005/07/12 00:45

れいるどっぐさま:
すっかりご無沙汰しています。
広州東駅からシンセンまで軽軌ですか?
でも、広州から「広深高速」に沿って、黄埔から東莞の海沿いを厚街・虎門・長安とつないでシンセンの宝安へと走る電車を作ったら相当需要がありそうですね。

しかしまぁ、300系はパクられのホームラン王です。
広州~シンセンの時刻表でもそうでしたが、ご丁寧に自社のロゴを先頭部分に合成しています。そうまでしてそよの車両の写真を使いたいですかねぇ・・・謎です!

投稿: がめ@北京 | 2005/07/12 00:32

がめ社長、ご無沙汰しています。
中距離の高架新線ということで、日本のつくばエクスプレスみたいなものと思ったのですが(車両もちょっと似ているし)、お値段はこちらの10分の1以下なんですね。
中国の人は、はやく減価償却という概念を理解したほうがよいと思います。

ところで、きのう発売の月刊「旅」に社長の原稿が掲載されてましたよ。広州の列車レストランの話題でしたが,北京からも楽しい話題を送ってくださいね。

投稿: スカユライナー | 2005/07/11 00:18

>>なんと日本の新幹線300系!
 たぶん中国の鉄道ブローカー(そんなのがいるのか?)が「これが日本の新干[糸戔]だ!」とあっちこっちに画像データをばら撒いているのだと思います。
 JR東海が「著作権法」で楯に訴えたら、一気に台湾海峡に緊張が走りそうですが。

 それにしても相変わらず「コピー文化」は変わりませんねぇ・・。

投稿: しみず | 2005/07/10 20:22

広州東駅からシンセンまでLRTの計画があるそうですが??('∀`;)
(中山大道経由)

>なんと日本の新幹線300系!
よっぽど気にいってるんでしょうね。
なぜ500系や700系でないのか小一時間...

投稿: れいるどっぐ | 2005/07/10 01:03

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