最近の食事情から
寒くなってくると、食事のために外に出て行くのが億劫になってきて、自室で食事をする機会が増えてきます。そんな単身赴任おやぢの味方が調理済みの日本食品とテイクアウトのできるお店。今日はその中から2つご紹介。
まずは日本式の「おでん」。
日本ハムが山東省に設立した合弁会社が作っているもので、おでんのほかにも肉だんご、ハンバーグ、東坡肉(ブタの角煮)などいろんな調理済み食品の商品があります。で、この「おでん」ですが、中身は、ゆで卵×2個、こんにゃく長辺5cm大×2個、大根直径4cmくらい×2個、肉団子直径3cmくらい×4個が入っています。内袋ごと5分間温めれば即OK! だんごは魚肉練り製品でなくて鶏肉+豚肉なのが個人的にはザンネンなのですが、これらがかつおだしの汁に程よく煮込まれていてなかなかの美味。この一袋でそこそこおなかいっぱいになりますし、一袋11.90元(約170円)なので安いですよね。 お次はヨシギュウこと「吉野家」。
吉野家の中国への進出は早くて、第一号店の開業は1992年。いまや北京市内には63店舗、北京以外にも上海、シンセン、天津、石家荘、瀋陽、大連、フホホトにまでお店があるようです。とにかく北京ではいたるところであのオレンジ色の看板を目にしますし、バス全体をオレンジ色の広告で一色にしたラッピングバスもたくさん走っています。つい最近になって、私の家のすぐそばにも開店して、会社帰りにテイクアウト。。。と言うケースが増えてきました。このセットは牛どん(大盛り)+茶碗蒸し+ツナポテトサラダ+味噌汁=29元(約430円)。今は来年のカレンダーが付いています。中国(と言うか日本以外)の吉野家はマクドナルドのような店のつくりになっていて、レジに並んで注文し、現金と引き換えに商品を受け取り、適当な席を探して食べる方式。したがって、日本のような櫛型(と言うのかな)の独特の配置は見られません。それにメニューが豊富なのも特徴かな。日本もアメリカ産牛肉の輸入禁止で結果的にメニューが増えたようですが、海外ではもともと牛どん以外にもいろんなメニューがあり、ブタ角煮丼、とり照り焼き丼は結構昔からの定番のようです。それぞれの組み合わせ(半牛どん+半とり照り焼きどんなど)もOKですし、それぞれ小盛り、中盛り、大盛りがあり、さらにサイドメニューもサラダや汁物、茶碗蒸し、飲み物、デザートのケーキなど充実していて、メニューは結構複雑です。その上、日本のマクドナルドであるような各種割引券も出回っていて精算がややこしいので、レジはいつも混雑・・・。気になる味ですが、日本の牛どんとおんなじ!たれの配合などはきっとあわせてるんでしょうね。中国ではどこ原産の牛肉を使っているのか知りませんが、日本で食べられない牛どんはここ中国ではずっと食べることができます。日本もようやく禁輸が解除になりそうですが、お店に牛どんが復活するのは解除から2ヶ月位はかかるみたいです。日本の牛どんファンの皆さん、もう少しのガマンですね。
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