木棉花めぐり
この時期広州の街のいたるところで咲いている広州の市花「木棉花」(前回の記事ではメンの字は糸へんにしましたが木へんが正しいようです)、先日も咲き始めの様子を記事にしましたが、すでに満開をすぎてそろそろ散りだしましたのでその姿を画像に収めておこうと、地元の方に案内してもらって木棉花を探してきました。
まず行ったのが広州市の真ん中に広がる越秀公園。ココは市民の憩いの場で公園内には池あり、小高い丘あり、公園の中にはいろいろな植物が植えられています。
で、お目当ての木棉花もあったのですが、谷底にあって近寄れなかったり、ちょっと時期を過ぎてすでに散り果て状態の木だったりと、良い写真が撮れませんでした。
そこで場所を変えて、沙面地区に移動。ココは旧英仏の租界地で、ヨーロッパの香りのする古い建物が立ち並ぶ広州での数少ない観光地です。ここで一本の見事な木棉花を見つけました。
木の高さは10m以上あるでしょうか。花もまだたくさんついています。
下から見上げると真っ赤な花びらが透けるように輝き、まさに南国を象徴する花にふさわしい美しさです。
花は枝から直接咲いていて、その直径は優に15センチはあるダイナミックな花です。
この木もすでに散り始めていて、木の下には枝から落ちた花がたくさん・・・ちょうどそのとき「ぼとっ」と言う音とともにバドミントンのシャトルコックのような花が落ちてきました。
枝から落ちたばかりの花を案内してくれた余さんに持ってもらいましたが、その花の大きさがお分かりいただけると思います。
では、花を観察してみましょう。
5枚の花びらは外側に広がり、花の中央にあるめしべを囲むように多数のおしべが規則正しく並んでいます。
花のお尻はこんな感じになっていて、真ん中の穴が直接枝にくっついていた部分です。まさにシャトルコックのような形をしています。
今年の広州は春先寒い日が多かったため、木棉花の開花も遅れていたようですが、この花が散る頃広州には本格的な夏がやってきます。
おまけとお願い・・・
越秀公園でこんな花を見つけました。
この写真は蕾の状態ですが、すでにパンパンに膨らんで、めしべらしきものが飛び出しています。おしべは蕾からはみ出しています。
で、下の写真が開花状態。
尖がっためしべらしきものを囲むようにおしべが花火のように広がっています。花びらはおしべの陰に隠れてしまっています。
公園で回りにいた何人かの人に何と言う花なのかを聞いて見ましたが、誰もその花の名前を知らず、ここにこの木の名前をご紹介することができませんでした。どなたかご教示くださいませ~!
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